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So alone

https://m.youtube.com/watch?v=TknY89kECq0

 

 10年以上前、高円寺氏とボ・ガンボスのライブビデオを見ていたのはブログに書いたけど、

当時わたしはラモーンズに夢中で、それを知った高円寺氏は、リチャード・ヘルとかジョニー・サンダースを教えてくれた。

リチャード・ヘルは果たしてこれはパンクなのか?ってぐらいオールディーズなアメリカンポップって感じだったからびっくりしてその旨伝えると、ジョーイ・ラモーンもそうだけど、皆さんただの音楽好きですからねえと高円寺氏は教えてくれた。

 

ブランク・ジェネレーション(紙ジャケット仕様)
 

 しかしリチャード・ヘルは見た目はパンクスっぽいイケメンなのであった。

 

わたしはジョニー・サンダースに夢中になった。ライブビデオで、自分のギターソロをやり過ぎてハートブレイカーズのメンバーに呆れられてる姿は切なかった。

高円寺氏は、ジョニー・サンダースは酒と薬で前後不覚になり、どっかのホテルで死んでるのを発見されたんですよと言っていた。

ラモーンズのドキュメンタリー「エンドオブザセンチュリー」では、ラモーンズの4人が車でニューヨークドールズのライブを見に行き、その高揚感は帰路にはすっかりしぼんでしまう、明日からまたクソみたいな郊外の1日の始まりだ、あそこじゃ大工になるしか稼ぐ道はねえってジョニー・ラモーンが言ってた。

ニューヨークドールズのジョニー・サンダースはきっとみんなから崇拝されてたはずなのに、ヤク中になって、ライブ演奏もまともじゃなくなったのかなって想像した。

 

高円寺氏は、英語のみ、字幕なしのジョニー・サンダースのドキュメンタリービデオも持っていて、聞き取れる範囲では、ジョニー・サンダースの周囲はジョニーにうんざりしていた。

 

ジョニー・サンダースで1番好きな曲は冒頭に貼った「You can't put your arms around a memory」だ。あの特有の捻れたギターと、高く不安定なジョニーの声!

 

 

 この曲が収録されているのがジョニー・サンダースのソロアルバム「So alone」。

がらんどうみたいな部屋にぽつり椅子に座るジョニーの姿を見てると胸がつまる。

 

とか言って一曲目はベンチャーズのカバーだった記憶が。貧乏な時にこの辺の人たちのアルバム全部売ったから確認できないけど。

 

you can't put your arms around a memoryは、ボブ・ディランが「あんな曲歌いたかった」ってコメントしたらしい。2015年に日本で公開されたジョニー・サンダースドキュメンタリー映画で。

 

思い出ばかりに浸ってちゃいけないよ

 

と歌うジョニーだけど、彼が思い出を捨てられていたらオーバードーズするまで薬、やんなかったんじゃないのとか妄想してしまう。

ラモーンズジョーイは、イリーガルな薬物もやるんだけど、楽しむ感じだったんだって。死ぬまではやらない。まあ癌で40代で死んじゃった。

 

ラモーンズの曲ではDee Deeの曲が好きで、それは、薬買うために男娼やるような気持ちに、わたしもなるからかな、まあわたしは女だから男娼はできないんだけど、すごく寂しいからわたしを好きにならない相手とセックスして、妊娠してないか怯えるのは、身体を売ったお金で薬を買い求めるのに似てる気がするから。

わたしにとってイリーガルな薬物は、面倒なものでしかない。取引したらそのしがらみから抜け出すのはめんどくさい。例え中毒にもならず経済的負担にもならなかったとしても、イリーガルな時点で駆け引きや身の安全の確保に注意を払わねばならず、そこまでして薬を手に入れたいとは思わない。

 

セックスだって、正常位からバックに体位を変える瞬間コンドーム外されたら、とか考えたら常に病気や妊娠のリスクはつきまとうし、この人は暴力的なことをしないだろうと思っても虐待される可能性がある。

だからわたしはヤク中みたいなもの。

で、ジョニー・サンダースやDee Deeに惹かれるんだろう。2人とも薬で死んだ。

 

別に薬で早逝した人間を崇めるつもりはないし、わたしには友人もいるし、かかりつけの医師はすごく信頼しているけど、

それでも寂しさを自分ひとりでやり過ごせないのはわたしが弱いからかもしくは38年間生きて疲れきっているからか?

とにかく、取り返しのつかないことが起こるとわかっているのにわたしはなにかに溺れずにはいられない。

 

こんな境遇を招いたのは全てわたしの責任だけど、So aloneってアルバムタイトルとこのジャケットを見ると、そう本当にね、ジョニーって思うよ